失った歯を補うインプラント~天然歯と変わらない咬み心地と見た目~

インプラント治療とは、歯を失ってしまった部位の顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療方法です。顎の骨と人工歯根がしっかり固定されるため、本物の歯のような自然な咬み心地を回復できる他、セラミックの人工歯を取り付けるため、自然な見た目を取り戻すことができます。

インプラントは、骨との親和性が高いチタンでできています

チタンと骨は互いが接触した際に発生する分子の働きにより「結合」する特質があるため、ただ単に骨に埋められているだけでなく、骨の一部のように安定した状態になるのです。そのため、自分の歯と同じような感覚で食事や会話ができるのです。

インプラント アバットメント 人工歯
インプラントを植えてしばらくするとインプラントと骨が結合します。この結合は、植物の種が大地に根を張る状態に似ています。 インプラントと人工歯をつなぐアバットメントは、根がしっかり着いた植物の茎のようなイメージです。 しっかりと根を張っているので、雨風に負けない立派な花を咲かすことができます。

インプラントのメリット・デメリット

失った歯を補う治療方法は、インプラントの他にも入れ歯、ブリッジがあります。それぞれメリット・デメリットがありますが、インプラントが見た目・機能性ともにもっとも優れた治療法であることは間違いありません。しかし、下記の通り、デメリットもありますので、インプラント治療をご希望ではない場合には、「入れ歯」「ブリッジ」をお選びください。

メリット デメリット
  • 天然歯と同じように咬め、食事などを楽しめる
  • 見た目が自然
  • 周囲の歯に負担をかけない
  • お手入れが手軽にできる
  • メインテナンス次第で長期使用が可能
  • 治療期間が長い
  • 自費治療のため、治療費用が高い
  • 手術を1回または2回しなければならない
他の治療方法との違い
  従来の治療 インプラント
歯を一本失った場合

失った部位の両隣の歯を削り、義歯のブリッジを被せて固定する

歯のない部分にのみ人工歯根を埋め込み、人工歯を取り付ける

歯を数本失った場合

失った部分の歯の両隣の歯に留め金をかけて部分入れ歯を固定する

失った部分の歯の数のインプラントを埋める

歯を全部失った場合

歯ぐきの上から、歯ぐきを覆うように作られた入れ歯を被せる

数本のインプラントを埋め込み、入れ歯を顎の骨に固定させる

当院のインプラント治療

顎の骨に埋め込む人工歯根(インプラント)には様々な種類があり、患者さまによって適した物は異なります。当院では、高い治療成果を上げているインプラントメーカー「ストローマン」と「カルシテック」から、顎の骨の状態に合わせて最適なものをお選びしています。

ストローマン 豊富な実績のある、スイス生まれのインプラントメーカー。
カルシテック 弱い、もろい骨に適しているアメリカのインプラントメーカー。骨が少ない方向け。
他院で骨が少ないと言われた方も治療を受けられます

当院では、顎の骨が少ないケースに対して、顎の骨を補う治療(骨移植・骨造成)を行っています。骨を補う治療を行うことにより、インプラント治療が可能になります。顎の骨が少ないことで、治療を断られたり他院を紹介されたりした方はぜひ当院へお越しください。

ボーンクラフト(骨移植)

ご自身の歯槽骨や顎の骨から調達した骨を移植する方法。ケースにより、歯槽骨や顎の骨以外からも調達する場合や、骨補填剤(人工骨)などを使用する場合もあリます。

GBR法(骨誘導再生療法)

GBR法(骨誘導再生療法)

骨が足りない部分を患者さまご自身の骨や人工骨を混ぜた補填剤でカバーし、その上からコラーゲンの人工膜(メンブレン)で覆うことで骨の再生を誘導する方法。多くのケースにおいて補助的に使用するテクニックでインプラントの埋入と同時に行い、骨ができるまで約4ヶ月かかります。

スプリットクレフト(リッジエクスパンジョン)

骨の厚みが足らない時の手術方法。歯槽頂(歯を支える骨の上部)から骨を半分に割っていき、割ったところにインプラントを埋入し、その骨でインプラントを挟み込みます。3~4ヶ月で骨が再生され、インプラントとも結合します。

サイナスリフト・ソケットリフト(上顎洞底挙上術)

骨の高さが足らない時の手術方法。奥歯の上あたりにある上顎洞という空洞が、歯を失ったことにより下に拡大し、骨が足りない場合があります。その場合、インプラント埋入時に上顎洞底面の粘膜(シュナイダー膜)を持ち上げ、その部分に骨補填剤(人工骨)を挿入し、骨ができるのを待ちます。さらに足りない場合は、インプラントを埋め込む穴の奥に、将来、骨になる物質を入れ、少しずつシュナイダー膜を押し上げていき、それが完全に骨になるのを 待ってからインプラントを埋入する方法(ソケットリフト)で行います。

インプラントはメインテナンスが大事

インプラントは治療後のメインテナンスが非常に大切。メインテナンスをしっかり行っているかどうかで、治療予後は大きく変わります。

インプラントは、治療後にメインテナンスをしっかり続けることで長く使えますが、メインテナンスを怠ると「インプラント周囲炎」とよばれる病気にかかってしまいます。インプラント周囲炎は歯周病に似た症状で、そのままにしていると顎の骨が溶け、最終的にはインプラント自体が抜け落ちてしまいます。

インプラントをいつまでも使い続けるためにも、ご自宅でのケアはもちろん、歯科医院での定期検診も積極的に受診しましょう。定期検診では、お口の中をチェックして、クリーニングを行います。また、担当の歯科衛生士が効果的なブラッシング方法を指導します。

院長の一言メッセージ

「おいしい物が食べたい」「お肉を咬みたい」「他の歯に負担をかけたくない」
このようにお考えの方はぜひインプラントをご検討してみてください。インプラントは、メインテナンスが少し大変になりますが、他の歯に負担をかけることなく天然歯と同様に使うことができますよ。当院では、インプラントのメリット・デメリットをきちんとご説明し、十分ご納得いただいてから治療を進めていますので、どのようなことでもお気軽にお尋ねくださいね。

  • ページの先頭へ戻る